ハチの巣が家の周囲にできていた時、選択肢は、「そのまま放っておく」、あるいは「駆除する」、という方法が考えられます。アシナガバチのような、こちらから相手を脅かさない限り、襲ってくることのないハチの場合は、放っておくのも一つの方法です。しかし、スズメバチの仲間の場合は、10mほど離れていても場合によっては攻撃を加えてくる可能性があるため、ハチ駆除を行ったほうが賢明といえます。ハチ駆除の方法としては、まだ巣が大きくない時には、自分でハチ駆除を行うという方法があります。この場合、市役所の相談窓口に行くと、地域の害虫に関して相談に乗ってくれるところも多くあり、ハチ駆除のための用具の貸し出しをしているものを利用することができます。
実際に、ハチ駆除を行う際には、高所に巣を作っている場合には、脚立やはしごが必要になってきます。さらには、ハチの巣の接着面を切り離すための強力なハサミ類、働き蜂を殺すための殺虫剤、さらにはハチの巣を入れるための袋などを用意します。それだけ用意して、身を守るための防護服、手袋を着用してハチ駆除を行うわけですが、一瞬とはいえ、高所で両手を離した状態で作業をすることになります。これは、態勢によっては危険を伴うこともあるため、動きに自信がない場合は、前もってやめておく勇気も必要です。こういった場合には、専門のハチ駆除業者に依頼して、一連の作業をしてもらうことも可能なため、状況を見て判断することが必要です。